迷霧の連弾 92
保健の先生は
理恵の紙皿を持って
田宮先生のところへ行き
加減いうものを
考えてください
そう言って紙皿を
田宮先生に突き付けた
田宮先生はその剣幕に圧倒され
たじろいでいた
そして理恵の残した分を
食べ始めた
こんなにうまいのに
田宮先生は言い訳のように
ポソッと呟いたら
保健の先生は
何か言いましたかと一喝した
田宮先生は独り言ですと
申し訳情けなそうに弁解して
黙々と焼きそばを
食べていた
田宮先生たちのやりとりを
理恵はクスクスと
小声で笑いながら
楽しんでいた
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