迷霧の連弾 169


二日後には

パート練習を終え

全体練習が行われた

四つのパートが

歌声を響かせ合って

一つの美しい曲になる

一二年生の頃は

自分たちのパートが

一番大きな声で

歌えているとか

主旋律でなかったら

張り切らずに

適当に遣り過ごそうと

自分たちしか見えてなかった

でも今は違う

他のパートとの調和をとり

自分たちの声に意識を傾ける

合唱コンクールが

合唱曲が望んでたことが

実践できている

それを讃えてくれるように

秋の夕陽が

明々と教室を照らす

みんなの顔が

眩しく輝きを放つ

決して忘れることのできない

光景だった

26/01/29 23:50更新 / 秋時雨
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