季節(とき)外れの蝉
季節(とき)に
こぼれ落ちた
地面の蝉に
見とれてるから
秋の足音
すぐには見出せず
それでも
はみだし者の
夢敗れ
朽ちかけた
かれらを
君は笑うだろうか
私は夢
叶えたいよ
全て
このまま
枯れ落ちるとでも?
証を立てたい
私に
火を点けてよ!
イマ
在るがままの
君が見えた
熱の残った
あたたかな
君の声を聴いた
秋が始まっても
破れても
まだ活きている
夢の活路も見えた
華が散っても
葉が色めく
あの日の夢は
変わらない
刻を超え
響くコエ
25/10/06 19:15更新 /
木内のり
作者メッセージを読む
いいね!
感想
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c