1/3も覚えない


オカしくなるほど
教えても
1/3も覚えない

けんめいに教えても
忘れてニヤけてる

I hate youを
言えないでいる

Go home!

胃が痛くて眠れない夜が
「それはビョーキです」
と医者がささやくよ

とめどなく同じ質問
繰り返す君に
キレ交じりの溜息へ変わる

take me
PARADISE

take me
shine days

君が勤務中
手を繋いできて
残暑の暑苦しさがハネ上がる

どれだけ上司に叱られたら
仕事を辞めてくれるのだろう

純粋な敵意を
告げたい

Go home!

真夏の太陽のように
ノドをからせて教えても

何も覚えていない
君の笑顔が憎すぎる

急に花束なんか渡さないで
どんなに勤務中でも
余計なことしかしないから

I want to
slap you!

もしもこの手で
君にビンタできたら...

どれだけミスを重ねたら
この仕事
辞めてくれるのだろう

夢の中では確かに
辞めたはずなのに

近づいてくれば近づいてくるほど
わたしの人生に不必要だと気付く

Go home!




24/09/10 20:08更新 / 木内のり
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