死にたい秋


秋の風の吹く頃
木の葉の舞う音

死にたい秋の訪れ
枯れゆく日々の声

繰り返す
悲しみ…

それでも生きている
ふりをした屍なのに

人前では取り繕った
顔をした…

色づく紅葉に
気づかされる

26度目の秋

私は迎えた。



23/10/24 09:08更新 / 木内のり
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