真夏の友の夢


友よ
いつか汝を忘れよう

共に緑地で
草笛を吹いたこと

一緒に夜空に散らされてゆく
花火を見上げたこと

互いの違いも似てることも
認め合えたこと

振り返れば
いつも二人きりだったな

「「また明日
会おうぜ!!」」と挨拶をした

たとえ
世界に拒まれても

このまま汝と居れば
恐れるものなど何も無い

そう思ってた…

それでも

眼が覚めれば
遠い風の中…

あの日の夏は終わった



23/08/24 17:13更新 / 木内のり
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