ハーフムーン
今夜は涼しい
帰宅途中の車の中
何となく不思議な
左上の半分欠けた月
正式には何て呼ぶのかな
今頃あの人は
どうしているでしょう
きっともうクタクタで
ベッドに倒れ込んでる
自分で選んだ道だから
泣き言も不満も言わずに
ただひたむきに…
この先いつでも逢える
疑いもせずそう思ってたから
何気なく責めるみたいな
そんな口調であの時…
何のフォローも出来ないまま
あなたは離れていきました
懐かしさと愛しさと
何も出来なかった情けなさ、と
遠く想いを馳せる夜
そう言えば一度だけ
「待っててもいいかな…」
そうつぶやいたのを
覚えていますか。。。
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