おやすみ



おおきな手とあまい体温で
小さな悩みもいつかのことも
ぽかぽかにとろけてまるくなる

やわらかくうごく言葉で
しずかにささやく内緒のうたが
広がってしみこんで満たしていく

たしかな鼓動とかわらない波が
つながってはなれて重なっていく
あくびを噛んで背中の熱に耳をすませた









19/03/08 01:37更新 / はる
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c