キョゾウ
崩れてゆく 高く積もった砂の山
必死に手のひらで受け止めてようとしても
指の隙間から溢れてゆく コボレテユク
涙が 大粒の涙が つたう頬
悲しい ではない
やっと、やっとその作業から解き放たれる
砂の山で創った虚像
ふと見下ろすと、そこには崩れた不恰好な自分が横たわる
君は、僕に聞こえるだけの微かな声で囁いた
もう、いいんだよ がんばらなくて、いいんだよ
また、涙がこぼれた
25/05/30 02:33更新 /
こころつうしん
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