ポエム
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星月夜エクスプレス
窓に映るくたびれた顔に
いいかげんうんざりする
決まったリズムで
疲れた体を揺らすからほら

どれぐらい経っただろう
目を開けて窓を見てみると
星の河と驚いた顔
きっと夢でも見てるのだろう

気がつくと隣には
小柄な車掌が立っていて
不思議な人相で手を出している
あわててポッケの切符を渡した

切符をしっかり持っておいで
行き先が分かるように
切符を忘れずに持っておいで
行きたい場所に行けるように

返された切符を再びポッケに
もう一度窓の外に目を向けると
見慣れた景色と見慣れない顔
こんな顔も出来たんだな

列車は体を
体は心を
心は僕を
ちょっとづつ運んでゆく

23/01/18 20:57更新 / 平沢小歌



談話室

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読んでいただきありがとうございます。

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