ポエム
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レースカーテン
階段を駆け上がって
そこは木の扉の部屋 銀のドアノブを回して

冷気がふわりと漂っていた
電気はついていなくて真っ暗かと思ったら
薄く白いレースカーテンから
月明りが差し込んでいた

あなたの匂いもこの部屋の冷気と一緒に
わたしの体のなかにしみこんできた
ずっとこのままでいたい
呼吸が重くなるこの感じ



そして
やっと電気をつけたよ
23/08/29 21:00更新 / 霜花



談話室

■作者メッセージ
閉館時間ぎりぎりに図書館を出て、あの部屋へ 帰ろう

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