ポエム
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恋花
真っ白な朝に、
凍えそうな朝に、
かわゆらしい、
一輪の花が咲いたよ。

それは恥じらいを含んだ、
頬の色をしていたよ。
とても艶やかで、
とても暖かで。

その花が風にゆれるとね、
星屑が触れ合ったときみたいな、
小さな透き通った音がするんだよ。

だからね、だからね。
僕はその花を窓際に置いて
優しい歌を歌うんだよ。
24/01/17 10:48更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
恋の象徴詩です。ソネットに取り組んでみました。

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