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花も消ゆ
可燃ゴミがいつもより多く捨てられていた。透明なゴミ袋の中に詰められていた心無い言葉の数々。そんなものも燃えてしまうのかと思って右手に持っていたゴミ袋を投げ捨てる。もっと燃えればいいと思った。ついでに左手に持っていた花も投げた。燃えなくてもいいのに、と思った。矛盾ばかりの日々だからこんな事をする。花の行く先を考えた。後悔だってするけど消えないものばかりだからそれでいい。あったかもしれない未来は結局存在しない。赤く染まった花は今にも燃えたぎりそうだ。全て、何もかも、花も消ゆ。
24/02/17 08:20更新 / 最上るも



談話室

■作者メッセージ
初めて感想をいただきました。やはり、詩を書いて誰かに見られるという事は幸せなんだと改めて思いました。ありがとうございます。

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