ポエム
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鮮彩
昼の星が海の上を舞っていて
あなたは隣で眩しく笑う
どこまでも嬉しいはずの時間に
僕の心はあれこれとゴミを出す

大きな口を開けた海は
泥臭い息を吐いて
三角柱の生命の根源は
空に向かって牙を剥いている

僕の心は狼煙を上げて
パールホワイトの雲と交響する

おお、あなたが居ればどこまでも
時間は鮮彩なんだ

あなたの真っ直ぐで偽りない心
ケヤキの香りの露天風呂

僕の心が出したゴミは
あなたが丸めて海へ投げ捨てた
23/09/12 23:19更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
僕は大学で、文学研究部という執筆サークルに所属しています。夏休み期間中に、文学研究部の合宿があり、江ノ島の海に行ってきました。その時の心情を描いた詩です。

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