ポエム
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届かない人
太陽の冷たい視線は
僕の足どりをぎこちなくする
神様が僕を笑っているけど
今日は気にしない。気にもならない。

心で燃える青い炎は
静かに、けれど、たしかに強く。
陽炎のように遠くで揺れる
決して届かないあなたに焦がれ。

傷口を水で流すときのように
ジンと沁みる痛み。
それは憧れ。
どうやったって、そこには行けない

けれども今日は、すべてを許されて
あなたの笑顔にふれにいくんだ
金木犀もすべてを知って
体をふって星屑をおとす

一番星みたいなあなたの笑顔を
今日だけ僕は、特等席で。
23/06/01 10:31更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
叶うことのない恋。それでも僕は、あなたに焦がれて。

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