ポエム
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眠れない朝は神様とおしゃべりする。
窓から見える秋空をみつめて
僕は一体誰なんですか?
あなたから見て、僕はどのような人間ですか?

僕は、僕の中に僕をたくさん飼っている。
他人に合わせて、いつも自分をオーダーメイドして。
でも最後に残ったのは、
この言われようのない怠惰な僕。

起き上がれない、涙も出ない。
口を開けて阿呆のように息をするばかり。
夜は、ひとりで獣と闘う。
僕の耳元で、家族が死ぬと囁くアイツ。

苦しいよう、苦しいよう。
ベットの下からミミズの鳴き声。
体の周りにコケが生えた。
僕の部屋には、ナイフみたいな朝日が差し込む。
23/04/15 11:57更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
この詩は、僕が一番最初に投稿した詩、「月」に繋がってくる詩です。自分という存在に一貫性が感じられず、場面場面ですべて違う人格に感じられたのです。今ではそのような気持ちはありませんが、人は誰しも経験する気持ちかもしれませんね。

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