ポエム
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気づかぬうちに夏を彷徨っていたようだ
新緑のざわめきを聴きながら彷徨った
そびえる木の真ん中に川面を見る
水面に映る姿を見れば嘘と真の境で
ふと我に返り暫し戸惑ってはいたが

やけに水面に纏わる真実と空想を並べ
気づかぬ間に時間軸を忘れていたようだ
二度と帰らぬ歳月の在りし記憶を呼び覚まし
それを何故か浮かんだ創造と重ねてはみたが

すごい霧で目の前が見えなくて彷徨った
しばらくして成すがまま歩き続け
見えてきた景色遠くを見ればそこに湖が見える
ふと我に返りそこが何処なのか解らず




何も想わずただ夏に紛れてはいたが
何者かに操られている感覚を覚えて
時の過ち真実の在りし記憶を呼び覚まし
されど映る景色が時よりに白日夢のよう

23/05/19 20:12更新 /



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