ポエム
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草刈りペット
大学の前をお散歩してると
草刈りロボによく出会う
白いボディでひらべったくて
小さなフォルムで草を刈る

目の前の落ち枝なんかも
バリバリっと刻む
恐ろしい子だけど
広い芝生でせっせと頑張るから
私もつい
頑張れって応援しちゃうんだ

晴れた日は何時間でも
働く様子を見つめていたくなる
時々近くに寄っては
公園のカモみたいに追いかけ回したりしたくなる

雨の日だって泣き言言わない
ちょっと心配になるじゃん
機械なのに ちょっと変な感じ


ある日 大学の前を通ると
白いボディに落書きが
「近づかないでください」
「危険ですので」

あっ…はい
スミマセン…
機械だもんね
もとよりキミには
ご主人様がいるもんね

一方的な愛着は
ちょっと遠くで続けることになった
だって時々思うんだ
誰の応援も欲しないのかな
キミという機械は
21/09/13 12:21更新 / でんしん



談話室

■作者メッセージ
今回のはちょっと不思議な感覚についての詩です!
無機物なのに、変だねって思うことを書きました。

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