ポエム
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鉛のような体がひとつ
鉛のような体がひとつ
ベットの上に転がっている
自己憐憫のぬるま湯に浸って
脳みそが腐るのをただ眺めている

眩しい朝
キラキラした朝
完璧な朝
なのに僕だけが
こんなにも不恰好で汚れている

僕の人生を返してください
過去の自分に訴えてみても
真っ黒な雑巾のように
僕の心は湿っていくばかり

鉛のような体がひとつ
ベットの上に転がっている
誰でもいいから僕を許して。
重たい瞼をゆっくりと閉じる
23/04/05 14:05更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
僕は毎日こんな調子です。
自分を許せない気持ちを手放すことができません。

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