ポエム
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繰り返し
早くに目が覚めた朝
青空の下を歩いた
鳩の鳴き声が心に溶け込み
路傍の石が僕に微笑む

嫌われるのは慣れっこだ
心を開くと遠ざかっていく
その繰り返しのなかで生きてきた
それなのになぜか涙があふれる

君は嫌いじゃないと言っていた
けれどその言葉を信じられずに
いつまでも心を掻きむしっている
僕を誰かが笑う声がした

黒い鞄をぶら下げて歩く人
青い服を着てランニングする人
エプロンをつけてゴミ出しをする人
制服を着て自転車に乗る人

いろんな人が目に飛び込んで消える
僕の心には悲しみが波打つ
君のあの目が忘れられない
涙を乾かす風はなかった

なぜいつもこうなのだろう
なぜ近寄りすぎてしまうのだろう
なんと愚かな自分だろうか
僕は自分を許せなかった

人も自分も許すことができれば
どれだけ心の荷が降りるだろう
燃えるような感情を背負っていくのは
生きているだけで疲れてしまう

許せない気持ちから抜け出せないとき
僕は自分にこう言い聞かせよう
今までもそうやって生きてきた
だから今度も乗り越えられると
23/04/01 01:59更新 / たろう



談話室

■作者メッセージ
自分らしさを残しつつ、人に伝わるわかりやすい詩が書きたい、と思い作った詩がこれです。
あまり詩としての魅力はありませんが、読み流せるくらいスラスラ読めたら、成功です。

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