ポエム
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恋の蝋燭
冷たい夜の海辺で、冷たい星の下で


私も「君のこと」を長いこと想い続けていた

もうこうして何年経つのだろうか
私の想うあの人はいつの間にか「記憶の中の人」に変わっていた 
実物でないことに
誰を何を夢見ていたのだろう
もう思い出しても恋心は揺れない


でもね君が言ったんだ、
あの子は気になる存在だって
私はその子のことを何一つ知らない
唯一わかるのは、君が惹かれるぐらいの人
本当にいい子だったって君が言ったこと

君は忘れられないよねあの子のこと

それは全部心からの想いだったと思う
わたしにはどうにもできない
見守ることもできない
だけど気持ちは想いは似てるところあるよね
だから君の背中をそっと押すよ 
 
君のこと。幸せになってねとは言わない。

言葉にするなら

蝋燭に火を灯せば
全てが
ゆっくり熱く
溶けて
溶けて 溶けて
残るものは溶けた蝋と
消えた燭

はなれてても そのままの君で
はやくはやくあの子に会いに行ってね。


23/10/16 20:58更新 / 霜花



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