ポエム
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君と海
君が零した涙に
君が零した涙が頬を伝う 
月光がその涙を白く照らして

この胸に沁みるまで
この胸が潰れるぐらいまで

君という人間は 私という人間の中を
淡い水色のシーガラスの破片で削るように

涙と潮がこの身に痛くしみこんで
まるで君の海で死ぬようだ

愛おしくて愛おしくて
この手が君の頬を両手で包み込む
優しさと切なさがずっと心の奥まで結びついて決して解けないように
力強く

愛に満ちた君の海で溺れゆく
君の苦しい泡で私は息をする
23/10/13 20:09更新 / 霜花



談話室

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