ポエム
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隣に
夜も深い頃
お前はやってくる

音もなく掻き分けて
湿る鼻先を押し付けて
僕の腕を踏み慣らす
丸く丸くなって
満足気に太い息を吐いた

秒針の音だけの部屋に
笑い声が漏れてしまう

少し早い鼓動と
小さな温かさを
愛しさで包んで
瞼を閉じた

明くる朝
隣にはいないけど
僕はとても満ち足りている
24/03/11 16:39更新 / ころりな



談話室

■作者メッセージ
飼い猫の夜の添い寝

最初は丸くなって寝てるけど、暑くなると伸びをして
僕の距離と自身の腕の長さをまったく考慮してない猫パンチが僕の顔面にめり込む

ちょっと腹が立つので、肉球の匂いをすかさずに堪能する

なんて奴だ
こんなあざとさにかこつけてベッドの2/3はちゃっかりとと奪っていく

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