ちっちゃな自然 六月十二日
わたしの家は ちっちゃな自然に 囲まれている。
お店の中に つばめがすをつくっている。
すの下に 台をとりつけてやった。
わたしが近寄っていっても
表情を変えず きょとんとしている。
まるい黒い目で 町のとおりを ながめている。
かしこい学者のように 首をかしげながら。
茶の間の前の 大きいガラスのまどの前。
ピンクのばらの花の中。
かえるがもぐりこんでいる。
ばらの花は やさしく やさしく
そうっと つつんで
静かに 静かに ゆれている。
ちっちゃな自然よ
いつまでも いつまでも 変わらぬように。
お店の中に つばめがすをつくっている。
すの下に 台をとりつけてやった。
わたしが近寄っていっても
表情を変えず きょとんとしている。
まるい黒い目で 町のとおりを ながめている。
かしこい学者のように 首をかしげながら。
茶の間の前の 大きいガラスのまどの前。
ピンクのばらの花の中。
かえるがもぐりこんでいる。
ばらの花は やさしく やさしく
そうっと つつんで
静かに 静かに ゆれている。
ちっちゃな自然よ
いつまでも いつまでも 変わらぬように。