まともになりたいと思った
枠にはまろうと思った
窮屈だった
心がおりに入ったようで
息ができなくなった
それでも普通になりたいと
思った
無理だ
私は普通の域を
じゅうぶん逸脱している
まっとうになんて
いきれやしない
カラカラ音をたてて
自分をそこないそうだった

はみだして馴染め

ワンオクが唄っていた。

これがわたしのまっとう

■作者メッセージ
普通になりたいと
思うことを潔く諦めました