ポエム
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塞ぎ
触れるのが恐くて
触れられるのが嫌だった
独り 外を眺めていた

塞がっていた傷を見つけられた
幼い頃に負った傷痕
泣いて 叫んで 破裂しそうだった
世界がわたしを捨て去った日
今でも覚えている

愛することを捨て
信じることを拒み
わたしは独り 生きていく
だから あんたなんて必要ないの
お願いだから近づかないでそれ以上 触れないで

あの日 深い沼に引きずられた
堕ちることを望んだのはわたし
禁忌を侵し 生きている
けして消えることのない傷みを連れて

触れるのが恐いの
触れられるのが嫌なの
だから独り わたしは外を眺めている
20/11/03 23:19更新 / 雪月 葵



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