闇車
ガタン ゴトン
ガタン ゴトン
暗闇の中を走り続けている
何処に向かうのか
何処に行きたいのか
何故乗っているのか
ワカラナイ ただそこに存在(いる)だけ
駅に着いても真っ暗のまま
わたしの隣を誰かが通り過ぎる
微笑みながら 「お先に」と
わたしは窓に映る自分の姿を見つめることしかできない
ガタン ゴトン
ガタン ゴトン
長いトンネルから抜けるのは
眩しいくらいの光に包まれるのは
ここは光を失った人が乗る電車
ガタン ゴトン
暗闇の中を走り続けている
何処に向かうのか
何処に行きたいのか
何故乗っているのか
ワカラナイ ただそこに存在(いる)だけ
駅に着いても真っ暗のまま
わたしの隣を誰かが通り過ぎる
微笑みながら 「お先に」と
わたしは窓に映る自分の姿を見つめることしかできない
ガタン ゴトン
ガタン ゴトン
長いトンネルから抜けるのは
眩しいくらいの光に包まれるのは
ここは光を失った人が乗る電車