初恋
それは紫色の花弁が、ふっと散ったような衝撃でした
私は沈黙を聴いていた それは夜空の波の音
私は沈黙を聴いていた それが全てを告げていた
弱い少年の心は、憶測で全てを捨ててしまった
今ではなんともないはずが 何故だかそれが悔やまれて
継ぎ接ぎの記憶の中から何か悲しいものを、淋しいものを
取り出してみたくなったりするのです
私は沈黙を聴いていた それは夜空の波の音
私は沈黙を聴いていた それが全てを告げていた
弱い少年の心は、憶測で全てを捨ててしまった
今ではなんともないはずが 何故だかそれが悔やまれて
継ぎ接ぎの記憶の中から何か悲しいものを、淋しいものを
取り出してみたくなったりするのです