ポエム
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捨姫の夜会
スマホの灯りが照らした天井
埋めた顔から漏れたから
少し枕が湿っちゃった
30分01秒。
天井が淡く薄く灯り始める
目の端で私は光の精霊の踊りを見た
水面に波紋を広げて
遠くから眺めた時のように
万華鏡の中身が妙にボヤけたように
隣にいたはずの影がふるいにかけられて
精霊たちの光となった
胸に刺さった杭の名を口内に閉じ込めて
奥歯で音色を奏でる
そうやって私は
鼻水を枕で拭って抱きしめた
19/10/03 20:46更新 / ユーキャン



談話室



■作者メッセージ
久しぶりに書きましたが、こんな一瞬のご経験、ありませんか?
過去作は下記のURLから閲覧できますので是非どうぞ!
https://blog.goo.ne.jp/lhourousya

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