言葉の麻酔

「気にしない、気にしない」
「そうされてもしょうがないよ」
「僕がそうさせているんだろうから受け入れるしかない」

痛みが完全に消えるわけじゃない
でも、次第に麻酔を使わなくてもあまり痛まなくなる

それでいいのかな？
そうやって鈍感になっていくことは自分を大切にしているんだろうか？
ただ、楽になる部分はある

これからも僕は麻酔を打っていくだろう
そうしないと保てないんだ

多分、解決策は他にある
それを無意識に怖がって踏み込めないのかも知れない
それこそ、手術をせずに済まそうとしているんだろうな

■作者メッセージ
ただ単に敏感過ぎて、ある程度鈍感になった方がいいのかも知れない。