ポエム
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パンドラの箱が開いたら
わたしは純白だった
それはすぐに漆黒に変わる

ねえ、神様
なんでこんな世界を生きなきゃいけないの?

だから、力に頼った
気づいたらわたしを縛る鎖は外れていた

わたしのココロにたまった漆黒の塊
赤い目になってぶちまける

お前らにわたしの背負ってきたものがわかるか!

そんなわたしの叫びを辛抱強く聞いてくれたあなたたち
わかってくれた
優しくしてくれた

神様、この時のためにわたしを生かしてくれたんですか?

わたし、生きます
喜びながら
つまづきながら

最後に一言、言わせて下さい

生まれてきて良かった…
19/10/18 18:04更新 / Divai



談話室



■作者メッセージ
過去作。
「漆黒の塊を赤い目になってぶちまける」
これを「パンドラの箱が開く」と、ある人は表現しています。
辛かった体験をぶちまけて、空っぽになった箱に今度は良い体験を詰め込んでいく。
そうして乗り越えるものだとか。
僕もそうやって乗り越えました。
苦しんでいる人たちには甘えられる存在が必要なのだと思います。

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