源流から派生し
専門性が生まれ
専門性は更に枝分かれしていき
源流は廃れていく

哲学から学問は派生し
それぞれの学問は社会の役に立ちながら
新たな学問が生まれ続け
哲学はやがて「学問のクズ」と呼ばれるようになる

本当にもう要らないのだろうか
神話や宗教から脱し
統一された原理を探すために生まれた始まりの学問
それはわたしたちに問題を考える力を与えてくれるのではないだろうか

あくまで生きるためのツールだから
幸せを謳歌している人には要らないものかも知れないけれど
神にすがるしかなかったわたしたちに
生きる力を与えてくれたんだ

■作者メッセージ
アメリカはキリスト教国家だけど、そこまで宗教的な国ではない。
宗教的な国ほど貧しく、問題を抱えている。