ポエム
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砂時計
音もなく流れる砂は
一切の感情をもたず
無慈悲なほど平等に
悠久の時を刻んできたのだろう

君と出会うまでは
そう思っていたのに

君を想うだけの時や
君が瞳に映らない日は
音のない世界を流れる川のようで

君に幾度なく甘くささやき
君の手に触れることのできる日は
遥か雲の上からたたきつける滝のようだ

なにも
逆さまに置けば
時が戻ればいいとか
横に寝かせれば
時が止まればいいなんて
そんな無理を望んでいるわけじゃない

ただ
1秒とか1分とか
その長さはいつも等しくあって欲しい

僕はいつもそう願いながら
この砂時計を逆さまにして
君を見つめているんだよ
20/03/14 14:57更新 / you



談話室



■作者メッセージ
長く感じる時の速さに統一してもらえないかな(^^)

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