ポエム
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冬の街
水の匂いの
響いている 夜の路地は
時雨の 夥しい哀に
沈んでゆく 抜けみち
風が 過り 夜景に沁みる
孤猫のひとみが 僕を見ている

玻璃に 刻まれた
雫たちのように
空を凍らせる 星かげ
夜が 通りすぎてゆき
時雨がまた 不意に始まる
孤猫のひとみが 僕を見ている。
22/11/05 04:24更新 / 指田悠志



談話室



■作者メッセージ
ちょっと言葉が固い気がします。

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