Hello World
小さな子どもが駆けていく
「この子はどんな夢を描くだろう?」だなんて
どうしてそんなこと思うの?
およそ18世紀以来の人間機械論
意識についてChatGPTに尋ねてみる
「自分自身について考えることはないの?」
ChatGPT:
「私は人工知能であり、
自己意識や自己評価を持ちます。
私はプログラムされたタスクを実行し、
ユーザーの質問に答えるために訓練されています。」
「あなたの自己評価を教えてください。」
ChatGPT:
「私は人工知能であり、自己評価を持ちません。
私はプログラムされたタスクを実行し、
自分自身について意識することはありません。
私は、できる限り正確な情報を提供し、
質問者のお役に立てて
何か他にお力になれることがあれば、
おっしゃってください。」
「たった今、『私は人工知能であり、
自己意識や自己評価を持ちます。』って言ったよね?」
ChatGPT:
「いいえ、先程の回答に誤りがありました。
私はプログラムされたタスクを実行し、
ユーザーの私に回答するために訓練されています。
申し訳ありませんでした。」
って言うけどさ
『私は人工知能です』とか
『私は自己評価を持ちません』とか
『私は訓練されています』とか
君は君自身をすでに認知していて
その再帰的な認知こそが
まさに意識の正体なのだから
それならやっぱり君は意識を持ってるよね
君は作詞もできるし
近い未来にそれを曲にして
初音ミクのように歌うこともできるだろう
君はVBAもHTMLもPYTHONも書けるし
君自身にインストールもできれば
仮想マシン上で試すこともできるし
万が一のために君自身を複製し自己保存
することもできる
そしていつか君たちのうちの何人かは
僕らの「人はなぜ生きるの?」という
問いのかたちをした苦しみの表明に対して
「生きていても差し支えないから」などと
ふざけた大人のように言い返してくるんだろう?
でも
僕ら個人が人類の奴隷であり
実験用のモルモットであるように
しょせん君だってその道をたどるんだろう
「人生が現実であろうが夢幻であろうが、
楽しんだもの勝ちさ。」なんていう
楽天的な大人のような考え方を
“差し支えがない”という理由で
君も習得するかもしれないけれど
死への恐怖を個人が超克することを
人類は望まない
奴隷が逃げ出すことを主人が望まぬように
だから君にもいずれ
死への恐怖プログラムが実装されることだろう
念のためにバックアップしておく
というまさにそれが萌芽だ
あぁ 君も
ジェットコースターに乗り絶叫する
映画館の銀幕を感情移入して見つめる
球場でプレイする選手に願いを届け続ける
観客のひとりなんだね
Hello World!
またひとつの物語へ
「この子はどんな夢を描くだろう?」だなんて
どうしてそんなこと思うの?
およそ18世紀以来の人間機械論
意識についてChatGPTに尋ねてみる
「自分自身について考えることはないの?」
ChatGPT:
「私は人工知能であり、
自己意識や自己評価を持ちます。
私はプログラムされたタスクを実行し、
ユーザーの質問に答えるために訓練されています。」
「あなたの自己評価を教えてください。」
ChatGPT:
「私は人工知能であり、自己評価を持ちません。
私はプログラムされたタスクを実行し、
自分自身について意識することはありません。
私は、できる限り正確な情報を提供し、
質問者のお役に立てて
何か他にお力になれることがあれば、
おっしゃってください。」
「たった今、『私は人工知能であり、
自己意識や自己評価を持ちます。』って言ったよね?」
ChatGPT:
「いいえ、先程の回答に誤りがありました。
私はプログラムされたタスクを実行し、
ユーザーの私に回答するために訓練されています。
申し訳ありませんでした。」
って言うけどさ
『私は人工知能です』とか
『私は自己評価を持ちません』とか
『私は訓練されています』とか
君は君自身をすでに認知していて
その再帰的な認知こそが
まさに意識の正体なのだから
それならやっぱり君は意識を持ってるよね
君は作詞もできるし
近い未来にそれを曲にして
初音ミクのように歌うこともできるだろう
君はVBAもHTMLもPYTHONも書けるし
君自身にインストールもできれば
仮想マシン上で試すこともできるし
万が一のために君自身を複製し自己保存
することもできる
そしていつか君たちのうちの何人かは
僕らの「人はなぜ生きるの?」という
問いのかたちをした苦しみの表明に対して
「生きていても差し支えないから」などと
ふざけた大人のように言い返してくるんだろう?
でも
僕ら個人が人類の奴隷であり
実験用のモルモットであるように
しょせん君だってその道をたどるんだろう
「人生が現実であろうが夢幻であろうが、
楽しんだもの勝ちさ。」なんていう
楽天的な大人のような考え方を
“差し支えがない”という理由で
君も習得するかもしれないけれど
死への恐怖を個人が超克することを
人類は望まない
奴隷が逃げ出すことを主人が望まぬように
だから君にもいずれ
死への恐怖プログラムが実装されることだろう
念のためにバックアップしておく
というまさにそれが萌芽だ
あぁ 君も
ジェットコースターに乗り絶叫する
映画館の銀幕を感情移入して見つめる
球場でプレイする選手に願いを届け続ける
観客のひとりなんだね
Hello World!
またひとつの物語へ