光溢れる世界より
陰影のある世界で
生きることを
選んだくせに

幸福という名の野望
それを追い求め
散っていたものたちの
死屍累々に
ゾクゾクせよとでも？

なぜ　どうしてと
問いの病を
患ったまま

自然の摂理に
つき動かされている
という自覚は
女性の方が
むしろ強いのかもね

だからこそ
その衝動に
あるいは　ときめきに
身を委ねることを
躊躇しない
のかも知れない

一銭の得にもならない
なぞなぞを延々と考え続け

たまに現れ
小銭を恵む人にさえ
お前は何様なんだ
と噛みつく始末

正答の「正」の字は
”なんとか協会”からの
「箔」なのにね

正答でも誤答でもない
答えは
やっぱり誤答なんだよ
社会の通念上

そんな偏屈なあいつも
なんだかんだ
この世界に祝福されて
いるということか

思い知らせるに値する
人などいないのだから
戦争なんてもう
やめようよ

相手を責めるより
何をしてやれるか
考えられればOK

束の間の幸せのうちに
できるだけ早く死にたいよ

■作者メッセージ
最近の出来事を、ぼやっと書きました。
ま、いつものことですが…。