音楽
不思議な音楽に
魅せられて
自動人形が
動き出す
ヒグラシの鳴き声は
黄泉の国からの
呼び掛けだと
誰かが言ってたっけ
夏風の湿りを
頬に感じ
まだ死んでいない
ことに気づく
からかうのは
よしてくれ
すべての人間が
美男美女になっても
優劣こそが大事なら
意味ないじゃない
高嶺の花が
みな同じに見える
きっと電波状況が
悪いのでしょう
一度も途切れた
ことのない音楽が
繰り返すことなく
鳴り続け
土塊人形に
命を吹き込む
宇宙空間に響き渡り
聴く耳を失った
僕やあなたを
悩ませるのです
意気揚々と
歩いていた平坦な道が
ある日 突然
深い峡谷に渡された
一本の細い丸木橋
と化すとき
恐怖のあまり
人は誰しも
立ちすくんでしまう
知らないことを知り
気付かないことに気付き
突然 目の前の風景が
一変する
認識から始まる恐怖に
対抗できるのは
もはや妄想のみ
この世が辛いというのなら
味わい尽くせばいいじゃない
前世があるというのなら
懐かしんだらいいじゃない
あの世があるというのなら
信じてみればいいじゃない
つくって壊れるものならば
つくって壊せばいいじゃない
魅せられて
自動人形が
動き出す
ヒグラシの鳴き声は
黄泉の国からの
呼び掛けだと
誰かが言ってたっけ
夏風の湿りを
頬に感じ
まだ死んでいない
ことに気づく
からかうのは
よしてくれ
すべての人間が
美男美女になっても
優劣こそが大事なら
意味ないじゃない
高嶺の花が
みな同じに見える
きっと電波状況が
悪いのでしょう
一度も途切れた
ことのない音楽が
繰り返すことなく
鳴り続け
土塊人形に
命を吹き込む
宇宙空間に響き渡り
聴く耳を失った
僕やあなたを
悩ませるのです
意気揚々と
歩いていた平坦な道が
ある日 突然
深い峡谷に渡された
一本の細い丸木橋
と化すとき
恐怖のあまり
人は誰しも
立ちすくんでしまう
知らないことを知り
気付かないことに気付き
突然 目の前の風景が
一変する
認識から始まる恐怖に
対抗できるのは
もはや妄想のみ
この世が辛いというのなら
味わい尽くせばいいじゃない
前世があるというのなら
懐かしんだらいいじゃない
あの世があるというのなら
信じてみればいいじゃない
つくって壊れるものならば
つくって壊せばいいじゃない