ポエム
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懲役刑
目の前の高い壁

狭い堀の中には僕とそう僕と同じ罪人が蠢いている。

どんな罪でここに繋がれているのかは知らない。

でも、とにかく酷いことをして捕まったのだろう。

この塀の外に逃げ出して、僕は自由になりたい。

でもそうすると今度は日の光の中、いつ終わるとも
知れない長い長い逃亡生活が始まる。
あるいは、たちまち捕えられ、この堀の中でより
厳しい罰を受けることになるのだろう。

この懲役を務め上げれば、僕の魂は自由に
そしてより強くなれるのだろうか?

生気のない生と、生気に満ちた死。
20/04/05 02:36更新 / しそら



談話室



■作者メッセージ
2011年5月2日の日記。

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