さざなむ
心の鈴が
ちりり、と揺れる
深い
深い暗闇は
小さな音を吸い込んでいく
この抱えた腕でも掴めない
質感のないそれは
捨てることも
放置することも
救い上げることも出来ない
さざめけば掴めるかもと
言葉を重ね
色を重ねる
声は宙に消え
指は空に切れる
鈴は泣くのか
ちりり
誰の代りに
ちりり、と
暗闇は質感を持たぬまま
ただ全てを飲み込む
名前もない
感情となって
ちりり、と揺れる
深い
深い暗闇は
小さな音を吸い込んでいく
この抱えた腕でも掴めない
質感のないそれは
捨てることも
放置することも
救い上げることも出来ない
さざめけば掴めるかもと
言葉を重ね
色を重ねる
声は宙に消え
指は空に切れる
鈴は泣くのか
ちりり
誰の代りに
ちりり、と
暗闇は質感を持たぬまま
ただ全てを飲み込む
名前もない
感情となって