朝日なんてのぼるな
空になったグラス
それが落ちて割れる
まるで乾く心
想像してうなだれる
未曾有の出来事
それはかつてないほど
人に強いる徒労
世界は終末の様相
生きているか死んでいるか
それすら分からない命に
価値を見出す
そんなことが出来たらいいのに
今日も世界のあちこちで
絶え間無い生き死に
満ち干きも無い
ただ静かな夜更けに
あなたの歌、それだけが僕の導き
「迷っても導ける」
とあなたが言うから
やってみたいと思った
先の見えない明日が
のぼってきて白んだ
睨みつける東の空
本当にあの先に意味があるというのか
朝日なんてのぼるな
朝日なんてのぼるな
呟いてた僕が
今日も生きる訳は
あなたのくれた言葉
大切に胸にしまった
本当にそれだけで未来と対峙する僕だ
僕の知らない圧倒的な煌めき
消えない 苛立ち
しがない人間見習い
「汚い」「悲劇的」世界を見紛い
被害者気取りの僕らの喜劇は短い
「新しいスタートだ」
とあなたが言うから
ついて行こうと思った
先の見えない明日が
のぼってきて白んだ
睨みつける東の空
たとえあの先に
答えがなくても良かった
朝日なんてのぼるな
朝日なんてのぼるな
叫んでた僕が
今日も生きる訳は
あなたのくれた言葉
大切に胸にしまった
本当にそれだけで未来と対峙する僕だ