ポエム
[TOP]
感性のピース
すっかり窮屈になった本棚
ガラス戸の向こうには
幽玄と混沌が広っている

それは、作者の生きた証
それは、読者の生きた証
どちらも、その人を象るパズルのピース

作者が消えてなくなった後
尚も輝く
彼や彼女の道しるべ

読者が消えてなくなった後
傍らに残る
彼や彼女の断面図

パズルのピースが増えるほど
奥深くも、明快で難解に、
なっていくのだろう

今宵も本棚と言う名の額縁に
そっと、ピースをはめ込んだ。
22/09/11 14:15更新 / 松宮定家



談話室



■作者メッセージ
人生とは自分という大きくて真っ白な額縁に自分でピースを作って埋めていく作業なのではと考えました。
そして、読書もその一部だと。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c