8月15日の竜
あなたの中に眠る竜
優しい人の
慟哭
守ろうとした人の
嗚咽
届くことない
叫び
声も枯れ
分ける事を信条とする人達に
睨まれ
値踏みされ
勝手な数字を
押し付けられ
殺されてきた日々
それは
武器すら持てぬ幾万の人
泣き声すら出せぬ幾千の赤ん坊
母を父を兄を姉を妹を
妻を旦那を娘を息子を
二発の核が焼き切った
あの日から
それを責める事なく
ただ無言の背中は
累々たる
意志を語る
傷はついても
消える事はない
明日を繋いだ命の魂は
群青の底へ
涙は潮となり流れてゆき
嘆きは
白い泡となって
消えてゆく
本物を知るから
生きていればこそ
竜はあなたの
深くに眠っている
震える今日という日まで
今日
違いを越えて
間に生まれた
愛を確信して
その眼を開く
その咆哮は
歴史を反転させる雄叫び
大きな和から
人間愛をみつめる瞳に
生死を超えた光りを宿す
全ては間であり
一つであると
心であると
尊厳の鐘が鳴り響く中
あなたは雲に向かって上昇する
全てを含む間の価値
無の価値
伝える使者として
この時代に生まれた意味
今日を生きるあなた
飛竜として昇天す
優しい人の
慟哭
守ろうとした人の
嗚咽
届くことない
叫び
声も枯れ
分ける事を信条とする人達に
睨まれ
値踏みされ
勝手な数字を
押し付けられ
殺されてきた日々
それは
武器すら持てぬ幾万の人
泣き声すら出せぬ幾千の赤ん坊
母を父を兄を姉を妹を
妻を旦那を娘を息子を
二発の核が焼き切った
あの日から
それを責める事なく
ただ無言の背中は
累々たる
意志を語る
傷はついても
消える事はない
明日を繋いだ命の魂は
群青の底へ
涙は潮となり流れてゆき
嘆きは
白い泡となって
消えてゆく
本物を知るから
生きていればこそ
竜はあなたの
深くに眠っている
震える今日という日まで
今日
違いを越えて
間に生まれた
愛を確信して
その眼を開く
その咆哮は
歴史を反転させる雄叫び
大きな和から
人間愛をみつめる瞳に
生死を超えた光りを宿す
全ては間であり
一つであると
心であると
尊厳の鐘が鳴り響く中
あなたは雲に向かって上昇する
全てを含む間の価値
無の価値
伝える使者として
この時代に生まれた意味
今日を生きるあなた
飛竜として昇天す