ポエム
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余韻。のカケラ
笑うと右だけエクボが出来ていた君

その笑顔にどれほど救われたろう。癒されたろう。

誰の味方にもならない。敵にもならないよ。と冷静に意見を言う君は

それでも私の味方で居てくれた事。側で支えてくれていた、事

歯磨きをするのに、なぜだか、ぎゅっと手を握りしめてる姿がたまらなく可愛らしい君

私の言葉はたまにビー玉みたく光る、と誉めてくれた君

そうだね。思い出はさ

ピアノのさ、「ド」の鍵盤を強く押して

それから「ド」の音が、だんだん

トに聞こえるほど

薄く

か細く

そして何の音かわからない

音のカケラになって

消えそうになっても

一緒に居てくれた事

話しをしてくれた事。聞いてくれた事

愛は何気ない当たり前の日常にあった事

その感謝はずっと

ずっとずっと大きくこの胸の中に

いついつまでも鳴り響いている

怒っていい。嘆き悲しんでいてもいい。悩んでてもいい。

でも出来たら今も笑顔で笑っていて欲しい

まぁ、元気であれば言う事なんて、なにもない、かな。

ただ

ありがとう。また。

19/12/15 23:57更新 / 竹之内進



談話室



■作者メッセージ
次の音が押されるまでのあいだ、間。余韻。

カケラ。シリーズはこれで完結です。少し手直ししました。

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