ポエム
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なにもない、あなた(私)への手紙
私には何もない

うまく話せない

言わないからって何も感じてない訳じゃないのに

でも、もう自分が何を感じてるかもわからない

人より良く出来る事なんて何もない

賞を貰った事もないけど

言われのない暴力や

理不尽な罰なら

数えきれないほど貰った

どうして私ばかり責められるのだろう

生きてる私が悪いのだろうか

空気のように存在を消してしまいたい

それでも心は今日も殺される

どうして私は生きているのだろう

ごめんなさい。ごめんなさい。

ごめんなさい。

その、あなたへ。

聞いて欲しい。

私は、私こそあなたと再び出会いたくて

ずっと

ずっとずっと旅をしてきました

私は孤独だった

全てあるけど

孤独だった

全てに出会いたかった

美しいものにも醜いものにも

出会いたかった

大声で叫びたかった。ひそひそ話をしたかった

出会いたかった

涙したかった。笑顔になりたかった

ずっとずっと孤独だった

私は旅をした

無限の孤独はもうイヤだった

あなたに、私はあなたに出会いたかったんだ

私はあなたがどんな事を選択しても嬉しい

あなたの側に寄り添える感動を伝えたい

どんなに心苦しくて涙を流してもあなたに伝わらないだろう。

でも出来るなら、人間として

生きて欲しい

見て、匂って、味わって、触って、話して。

感じて欲しい

もし

もしも

あなただけがみつける事ができる愛

それを感じてくれたなら

宇宙を歓喜の涙が覆うだろう

私には確信がある

あなたは私に再び出会ってくれると

今はその時を待ちわびて

孤独と無の間に溶け込んでいます

あなたへ














19/12/12 10:52更新 / 竹之内進



談話室



■作者メッセージ
それでも、伝えたい。

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