ポエム
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放課後の石鹸を描く覚悟
僕は走る。泣きながら

まるで握ったこぶしから砂が落ちてくよう

少しでもゆるめれば失くしてしまいそうで

大切なものが消える瞬間は

こんなにも突然なのか

限りある人生の時間の中では

全ては選択できないと聞いた事あるけど

この一砂粒は落とさない

怒りなのか悲しいのか

涙が出てきた

君が描いてと見上げた群雲は遥か遠く

それでも笑顔みたくて向き合うキャンパス

君が雲なら、僕は雲と旅する風になりたい

風すら描こうと覚悟を決めて

白布を覆う茜色の入道雲と

雲の下にはあすなろの木を一本

それから、

それからあと一色で完璧。


SOSにも似た君の声

あと一色か。SOSか。

僕は馬鹿だ。

もう一度今度は、細く、君の声。

蝉時雨の中、僕は駆け出した。

19/11/26 21:58更新 / 竹之内進



談話室



■作者メッセージ
あぁ、なんとなくやけどさぁ、かけそうな気がしてきたわ。

何?何の話?

いや、ほら、こないだの!

わかんない、かな。

ふっといて忘れたんかーい。まぁ、ええよ。かけたらさ、かけたら今度こそ、絵、みてくれへん?

。。。。

絶対!後悔させへんから!すごいから。マジで!ほんま。ま、まだ描いてないけど。絵とかキライかもしれんけど、そりゃ、絵に。。

あのね!

な、なんよ。。?

みたくないんんじゃない、のおぉっ!
みたらダメなのっ!わかんないかな!

。。あぁ。。。はぁ??

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