ポエム
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不明の地
夢がある人 多少 心に不安の雑草が生えても

希望のケープをまとって 目指す新天地に向かい

エメラルドに視える草原を 駆け出してゆく

けれど みんなが皆 そうではない

故郷を愛し そのまま 根付く人

特に地を選ばず 人の居ない無地に浸る人

何が待っているのだろうか その新地に

どの様に今は 映って視えるのだろうか

水晶の浜辺に辿り着き ペットボトルを拾った

エメラルドの草原は 少しずつ石の街が佇み出した

それでも まだ 先は分からない

自分が何者なのか 何処まで行くのか

希望のケープは まだ 光っている





    1992詩 ー不明ー

夢ある人 いずれは
光のケープをまとって
新地へと旅立つのだろう

ある人は ふるさとに残り
またある人は 無地にひたって…

何があるというのだろうか その新地に
水晶の砂があるわけでも
エメラルドの草原があるわけでもない
今は石の街が佇んでいるだけ…

きっと みんなも私も
分からないのだ
自分は何者なのか      
何処へ行くのか…






20/12/24 09:55更新 / 海野原



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