ポエム
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言雨
誰かの 心の雫が
頬に触れた

ぱら ぱら と
サラサラ と

霧雨に 髪はしおれだし
打雨が 体を覚まさせる

私は どのくらい
焼ける言葉を吐いていたのか

煮え崩れた 思いを
深層の空から降る
か細い優しさを混じえた
言雨が…

ゆっくり ゆっくり
心を包んで 冷ましてゆく







21/01/04 08:10更新 / 海野原



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