オリーブの実を口に含んだ時
余りの苦さで顔が渋くなる
まるで恋人に見られたくはないものを
つい見られた気がする様に

オリーブの味は
まるで体中に蛇が宿った感じがする
あの苦さと渋さはしつこい酸味を
さり気なく口元に残す

ワインを飲みながら口元を潤してたら
急に咳が私を襲った
ゴホンゴホンと咳払いが続いて
涙が出るほどに咳をした

まるでピュアな心をいじめる様に
オリーブの風味は刺激的
もう少し甘く食べれたらいいのに
全然甘く食べられない・・・オリーブ
*シニカル・オリーブ・・・罪なオリーブ


*シニカル＝皮肉な

■作者メッセージ
オリーブはよくイタリアンのレストランとかビザのお店でよく私たちが見かけるものですよね？あまり日本では親しみはないけど、ギリシャなど欧米では日常生活には欠かせないものなのです。そんなオリーブをよく知る私だからこそこんなリアルにオリーブについて書けるのです。みなさんも、この詩を読んで私と同じ体験してみてください。