ポエム
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お天気野郎
勇気を出して好きと言ったら
まるでジョークを聞いたみたいに
あいつはケラケラ笑い出した
その途端 怒りと恥ずかしさで
顔がひょうたんの皮のように
硬くなってきて重くなる

やっとあいつは気づいた
私が本気で言ったことを
笑ってた顔が真顔になった
哀しいというか 嬉しいというか
馬鹿馬鹿しくて よく判らない
あいつのそんな顔を見ながら吹き出した

私の気持ちを知らずにいた
あいつはお天気野郎
いつも気ままに生きてるから
私の気持に気が付かなかった
そんなあいつがますます愛惜しい
好きと言ってよかった 言ってよかった
20/07/06 18:09更新 / vayacondios



談話室



■作者メッセージ
好きな人に告白すると、まるで冗談のように思われたけど、告白は冗談ではないとやっとわかった相手に母性のような気持ちがよぎり、いい気持ちになって告白してよかった主人公を描いています。

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