例えば紅茶か珈琲を飲むとき
貴方はお砂糖入れますか
砂糖が好きで何杯も入れるのであれば
私と話が合うかもしれない

話相手になってください
夢ばかり見ている私の話を
愉しく聴いて呉れませんか
甘いものが好きな貴方であれば
私の話は退屈しません
どうか貴方の話相手の一人に
私を加えて下さい

口下手だけど上手く話してみせる
愉しく話せる人だったら
何の躊躇も　何の疑いも
捨てて打ち明けられるから
どんなに私が幼気(いたいけ)か
どんなに私が素直であるか
どんなに私が傷つきやすいか
私と同じ　甘い物好きであれば
きっとわかる　きっと話し合える

■作者メッセージ
自分と共通の何かがあればきっといい友達になえれると切実に願う主人公の気持ちを詩っています。やはり何か自分と共感ができることがないと一緒にいて話をしたくないですよね？だからこそそういう自分とよく似た人を求めて自分自身を素のまま表現したいところが必要であり、それが話相手っていうことなのです。